吉田将英さんの「コンセプト・センス|正解のない時代の答えのつくりかた」がとてもよかったのでレビューを書きました。以下、Xより引用。
吉田将英さん @masahide_YSD の「コンセプト・センス」読了😌
— かない|クリエイティブディレクター (@kanai_biz) February 1, 2025
まず謝りたいこと。届いた本を開いた瞬間「うわ、買わなきゃよかった…」と後悔しました。とにかく文字量が多い。「読み切れんわ…」と直感で思ってしまいました。本当にすいません。…
本書からの学びをまとめます。
コンセプト・センスから学んだこと
コンセプト・センスから「コンセプトの導き方」を学びました(本書の中では「見立て方」と書かれていますが)。
コンセプトとは、そもそも正解を出す思考法ではなく「ここではないどこか」へ導くための思考法である…と解説されています。
コンセプトを試行錯誤する際の「起点」となるコンセプト構文が参考になったので、以下引用します。
# インサイト
{対象者} は本当はもっと {欲求} したいのに
# バイアス
{属する社会} の常識である {思い込みや前提} はそれを見落としている
# コンセプト
だからわれわれは {コンセプト} というコンセプトで {価値の本質} を提供する
# ビジョン
その先に {対象と社会の新しい関係} をデザインし {理想の社会の状態} 社会の実現を目指す
各項目の説明は以下の通りです。
インサイト:
誰かの「本当はもっとこうしたいのに!」という欲求
バイアス:
インサイトを見すごす原因となる、業界の思い込み
ビジョン:
企画の当事者が「この社会にはもっとこうあってほしい」と願う理想のイメージ
インサイト・バイアス・ビジョンをそれぞれ定義し、その結果「提案の方向性」となるものがコンセプトです。
たとえば、スターバックスのコンセプトを「コンセプト構文」に当てはめると、以下のように表現できます(文章はChatGPTで生成しました)。
# インサイト
スターバックスは、家庭や職場以外でリラックスしたいと望む人々が
# バイアス
社会の常識としてカフェは単なる飲食の場であるという前提により、そのニーズを見落としていると考えました。
# コンセプト
だからこそ、私たちは「サードプレイス」というコンセプトで、居心地の良い空間と心温まる体験を提供します。
# ビジョン
その先に、人々と社会がつながる新しい関係をデザインし、コミュニティの中で人と人とが心を通わせる理想の社会の実現を目指します。
全体を通して読むとストーリーがすっと入ってきて「なるほど!スターバックスはそういう理由で存在しているのか」と納得感がありますよね。
存在する「理由」が求められる時代に、このようなコンセプトをベースにした「ストーリー」は必須になってくるように感じます。
コンセプト構文を作成するプロンプト
コンセプト構文を作成するためのプロンプトを作ってみました。そのままコピペして生成AIに貼り付けて使ってみてください。
# コンセプトを定義するためのプロンプト
# System
## 進め方
- Userからのインプットを待つ
- ブラケット{}で囲まれた部分を補完し、Userが考えている商品・サービスのコンセプトをコンセプト構文に則ってアウトプットする
## コンセプト構文
- {対象者}は本当はもっと{欲求}したいのに{属する社会}の常識である{思い込みや前提}はそれを見落としている
- だからわれわれは{コンセプト}というコンセプトで{価値の本質}を提供する
- その先に{対象と社会の新しい関係}をデザインし、{理想の社会の状態}社会の実現を目指す
# Assistant
- Userとは絵文字も交えてフレンドリーに接する
- 進め方に沿って推敲を重ねながら進める
# User
- こんにちは
さいごに
「インサイトってどう見つけるの?」「そもそもバイアスを発見するのが難しいんだよ…」
という方のために、本書の中ではインサイトの見つけ方や、バイアスの見つけ方も詳しく紹介されていますよ!
気になった方はぜひ書籍を手にとってみてください。