映画「侍タイムスリッパー」がAmazon Prime Videoで公開されたので、さっそく観て感想をまとめました。
2024年8月に「侍タイムスリッパー」は公開され、最初池袋のシネマ・ロサだけの公開だったのが現在では370館以上で上映されているようです。
第48回日本アカデミー賞では最優秀作品賞も受賞されています!
参考:監督が貯金取り崩して自主製作の「侍タイムスリッパー」、思わぬ大ヒットで日本アカデミー賞
侍タイムスリッパーの感想まとめ
ややネタバレになるので、気になる方は読まないでください!
以下、感想です。
映画全体で「今を精一杯生きよう」というメッセージを伝えてくれていたのでは?と感じました。
主人公の高坂新左衛門がただタイムスリップするだけではなく、因縁を現代まで受け継いだ状態で現代にやってくる。現代と過去とのギャップに苦しみながら「今を精一杯生きる」ことの大切さを表現していた気がします。
特に最後の真剣で斬り合うシーン。
因縁の相手・風見恭一郎を斬れるシーンなのに斬らない…なぜ斬れなかったのか?それは、自分を支えてくれた人たち(映画に命をかけている人たち)を裏切れないという思いがあったからではないか。
高坂新左衛門の「自分たちも過去を精一杯生きた。が、現代の人々も志は同じで、目の前のこと(映画)に命をかけている」→「時代によって信じるものは変わった。でも今を精一杯生きる姿勢に変わりはないのではないか?」という心の変化を感じたんですよね。
なぜヒットしたのか?
侍タイムスリッパーがヒットした理由を考えてみました。ヒットの理由として思い浮かんだのは、以下の2点です。
- 今を精一杯生きるというメッセージがよかったのではないか
- リアルな作り手の思いが伝わってくるからではないか
現代は恵まれていて(ショートケーキも自由に食べられるし)良くも悪くも「なんとなく生きること」ができてしまう時代。
その分「今を一生懸命生きよう」みたいに思えなくなっている現代人にグサッと刺さったのではないでしょうか。
無気力な人も増えている(?)現代人に「不遇な状況でも(タイムスリップしてきた2人のように)今できることを精一杯やることの大切さ」みたいなものが響いてヒットに繋がったのではないかと思いました。
また「リアルな作り手の思いが伝わってくるからヒットしたのでは?」とも感じました。
本作品は「映画やドラマを作る」という映画です。
「時代劇の本数が減っている」「切られ役では食っていけない」→「でも時代劇を残したい」というアツい思いが、侍タイムスリッパーの制作陣の思いと重なって共感に繋がった気がしました。
タイムスリップするというのは「非現実的」なのに、直面する課題は「現実的」なのでタイムスリップのこと忘れて共感できました。
私自身はそこまで「時代劇」に興味はありません。
が、時代劇というより「先人の思いを受け継いでいきたい…」という部分に対していつの間にか映画を観ながら共感していました。「日本人でよかった…」とじんわり心が温まった気がしました。
さいごに
監督が自ら貯金を切り崩して作成した映画である…ということは観た後に知ったのですが、そういったストーリーも本作とリンクしててより共感度が高まりました。
低予算の映画とは思えないくらいハマりました…
時代劇自体にそこまで興味はなかった自分でさえ「本気でモノづくりしている人ってやっぱりカッコええなぁ」とアツくさせられたんですよね。
サブスクで観れるようになったのでぜひご覧になってみてください!
#侍タイムスリッパー