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坂本龍一|音を視る 時を聴く に行ってきた

東京都現代美術館で2025年3月末まで開催している「坂本龍一|音を視る 時を聴く」に行ってきました。

美術館なんてほぼ行ったことないし、坂本龍一についても全然詳しくないのですが「とにかく触れてみよう」と足を運んでみることに。

事前に「BRUTUS」も買って一応予習……

今回は歴が20年以上のデザイナーさんとも一緒に回り、デザイナー視点でもたくさん気付きをいただいたので忘れないようにアウトプットしていきます。

音を視る 時を聴く

噂には聞いてましたが、平日に行ったにも関わらずすんごい人の数……入るだけでも40分くらいはかかりました。

入った後の展示スペースでもたくさんの人で溢れていて「坂本龍一ってこんなに人気だったんや……」と思い知らされました(←知識ゼロでホントすいません)

でも展示はカッコよかったー

写真を撮っていいスペースもあったのですが、今回は「体感しよう」と思って行ったので写真は少なめ。

↑今回の坂本龍一展のポスターを見てのデザイナーさんの教え「なぜメインのポスターなのに坂本龍一は後ろを向いているのか?」

  • なんで正面を写していないのだろう?
  • 音を視る、だから耳を強調している?
  • 写ってはいないが坂本龍一はピアノを弾いているのでは?

など、ポスター一枚でもこれだけの想像ができる。「こういう視点もあるのか〜」「そんな風に想像力を働かせるの?」とさっそく学びポイントが。デザイナーすごい。

↑こちらは《LIFE-fluid, invisible, inaudible…》という作品。以下、一部解説より引用。

《LIFE-fluid, invisible, inaudible…》(2007) は、坂本のオペラ『LIFE』(1999) を脱構築して制作した、映像と音によるインスタレーション作品であり、霧の発生する9つの水槽に映像が投影される。観客は、庭を散策するようにゆっくりと歩みながら、従来のリニアな体験とは異なる時空間の広がりと流れを体感する。

この作品では「霧+映像+音」がミックスされていて、霧と音を通して映像が床に映し出されている。霧の動きによって映像は変化するし、音の振動によって霧も変化する。

テーマにある「音を視るってこういう表現もできるのかー」と驚き。

↑こちらの坂本龍一がピアノを弾いている作品(うまく撮れてませんが、ちゃんと正面から撮ると坂本龍一がリアルなピアノを弾いているように見える)

坂本龍一が弾いた音がスクリーン上を光となって上に放たれるんです。

音を「光」として置き換えることで、音を可視化。光が上がるにつれて放射状に広がるので、実際の音の広がりも感じられる……音を視せるっていろいろできるんですね。

その他にも

  • 音×降水量データ
  • 音×世界各地の地震データ
  • 音×霧

など、音を視るための表現方法ってこんなにあるのか……と気付かされました。きっと組み合わせ次第で「音を視る」ための方法って無限大なんじゃないかと。

特に、音を「地震データ」などと紐づけるという発想はおもしろい。

音にストーリーが融合できるし、東京という場所にいながら世界とも繋がることができている感じがする。空間を飛び越えていました。

今回は「時を聴く」もテーマの一つではあったのですが、「時を聴く」に関しては感じきれませんでした。不甲斐ない。

坂本龍一は長年「時間とは何か」という問いを意識していたらしいので、坂本龍一の哲学にこれからもコツコツ触れて「時を聴く」を自分なりに深めていこうと思ます。

さいごに

今回の展示物に《async》という単語(非同期という意味)がたくさん出ていたので、きっと坂本龍一のアルバム《async》を聴いていたらもっと楽しめたのかも。

現代美術館は人でいっぱいだったので、坂本龍一の音楽だけじゃなく「哲学」にも魅力が詰まっているように感じました。

  • 音とは何か
  • 時間とは何か

こういった「答えがない問い」に人生かけてチャンレジしていたからこそ、多くの人は坂本龍一に惹かれるのかなーと思います。

私も今回坂本龍一のすごさだけじゃなく、アートのおもしろさにも触れてしまったので遊びながら学んでいく予定です。

坂本龍一「音を視る 時を聴く」は2025年3月30日(日)まで開催中です。ぜひ足を運んでみてください!

#坂本龍一