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Gemini 2.5 Proを使ってSNS用のコンテンツを作成するプロンプト

Gemini 2.5 Proが「無料で使えて性能がとんでもない」と話題になっているので、さっそく触ってみました。

この記事では、Xなどのコンテンツを作成するプロンプトを紹介します。ちょっとしたアイデアの考察を深めたりするのにも使えるので、思考のトレーニングにもいいと思います。

Gemini 2.5 Proの使い方

まず、Geminiにアクセスします。

左上のプルダウンメニューから「2.5 Pro (experimental)」を選択しましょう。これでGemini 2.5 Proが利用できるようになります。

SNS用コンテンツを作成するプロンプトv1

SNS用のコンテンツを作成するプロンプトは、以下の2つです(step.1とstep.2を順番に入力します)。簡単に使い方を解説します。

## step.1
Userのインプットを分析してください
1/ どうすればSNSでバズるか?を考察する
2/ {Target}に刺さる内容にするにはどうすればいいか?を考える

User Input:
{ここに文章を入力する}

Target:
{中小企業の経営者}

Goal Image:
{SNSで多くのインプレッションを獲得するコンテンツを作る}

## step.2
上記の内容を一流の{Title}目線で見直してください

Title:
{クリエイティブディレクター}

使い方

1/ User Input に何か思いついたアイデアや、考察を深めたい内容を入力してください。

2/ Target は必要に応じて変更してください。コンテンツを届けたい人物像をイメージして入力しましょう。

3/ step.1の出力が終わったら、step. 2を入力します。

4/ Title には自分の肩書やポジションを入力します。{クリエイティブディレクター}が入力されていますが、必要に応じて変更してください。

実際に使ってみる

step. 1

プロンプトをコピペし、User Input のところに思いついたことや考えを深めたいことを入力します。

※コンテンツを届けたいTarget は {中小企業の経営者} にしてありますが、必要に応じて適宜変更してください

step. 2

step.1だけでも十分アイデアは広がるのですが、step.2でさらに別の確度からアイデアを広げていきます。

※どんな目線で見直してもらうかは「自分はどんな肩書の能力を身につけたいか?」で考えると、その肩書の目線が学べておすすめです

出力結果

以下、一部「改善提案」を紹介します。

クリエイティブディレクターとしての追加視点・改善提案:

①「信仰」という言葉の強度を活かす:

現状:元インプットの「いいものを作れば売れるっしょ」という**”信仰”**という言葉は非常に強い。単なる思考停止ではなく、ある種の「美学」や「プライド」の裏返しでもある。ここにクリエイティブの切り口がある。

提案: この「信仰」を頭ごなしに否定するのではなく、**「その”信仰”、現代の”神様”(=顧客)にはどう映っている?」**のように、時代性や顧客視点を絡めて問いかけをシャープにする。もしくは、その信仰の「尊さ」を認めつつ、「その尊い想いを届ける”祈り方”(=伝え方)を変えてみませんか?」と、リフレーミングする。

② 感情の「振れ幅」をデザインする:

現状案は「共感」に軸足を置いていますが、「バズ」にはポジティブ/ネガティブ両面の強い感情の揺さぶりも有効。

「悔しさ」の刺激: 「あんなにこだわって作ったのに、なんで届かないんだ!」という経営者の潜在的な悔しさを代弁し、言語化するコピー。「その技術、”もったいない”で終わらせない。」

「希望」の提示: 課題だけでなく、乗り越えた先の未来や、小さな成功事例(架空でも良い)をビビッドに描き、「自分たちにもできるかも」という希望を具体的に感じさせるストーリーテリング。「”伝わる”って、面白い。」

「驚き」の提供: 「え、そんな方法が?」「うちのコレも、見せ方次第で化ける?」と思わせるような、意外な成功事例や視点の転換を提示する。

上記の改善提案で個人的に好きなのは「リフレーミング」と「振れ幅をデザイン」するという提案です。

これまでChatGPTとか使っていても「リフレーミング(別の確度から意味を問い直す)しますね〜」みたいな提案てされたことなかったので驚きです(自分でそうやって指示しなかっただけですが)。

また「人間の感情をどう揺さぶれるか?」と考えてくれるところも「クリエイティブディレクター」っぽい。

こういう切り口見せられると勉強になります。Gemini 2.5 Proは無料で使えるので、まだ使ったことのない人はぜひお試しあれ!

2025年4月4日:追記済み